矯正で抜歯が必要と言われた…抜歯って痛い?
こんにちは、戸越銀座KT矯正歯科です。
ワクチンの開発が進んできて、コロナ感染症への終息の出口が少しずつ見えてきているように思います。多くの方々の努力にただただ脱帽です。
我々も、患者さまの美しい歯並びのために日進月歩していきたいと思います!
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本日のブログの内容は
「矯正で抜歯が必要と言われた・・・抜歯って怖いけど、痛い?大丈夫?」
という疑問を多くお見受けしますので、実際に大学生時に小臼歯4本を抜歯して矯正治療をし、その後矯正歯科の道に進みました、実体験を含めお話します。
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結論から申し上げますと、個人差はありますが、私の経験上小臼歯抜歯は、
痛くありません。
抜歯をする際にはまずはしっかり局所麻酔をします。その際に一瞬チクッとはします。その後は麻酔がじんわり効いてくるのがわかります。麻酔をすることで、抜歯中の感覚を鈍麻させているのです。
麻酔がしっかり効いていることを確認し、いざ抜歯です。
抜歯は専用の器具を用いて行います。小臼歯であれば基本的に根っこが1本なので、歯を頬舌的に揺らしてすぐに抜けます。根っこが2本ある歯に関しては抜けやすくする工夫をして抜歯します。矯正歯科で最もやられる小臼歯抜歯は健康的な歯であることが多く、もともとの歯周組織が健康なので多くは炎症がなく、抜歯後治癒も良好でトラブルはほとんどありません。
上顎の親知らずも抜歯の仕方は異なりますが、すでに萌出しているものは多くは数分で抜けることが多いです。
一方、親知らずで骨に埋まっているケースがあります。その際は熟練した口腔外科医に抜歯を依頼します。親知らずが埋まっているケースは往々にして難易度が高いためです。
戸越銀座KT矯正歯科でも必要な症例に関しては、親知らず抜歯を得意とする専門の口腔外科に抜歯を依頼しています。
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歯はとても大切です。そのため治療計画立案の際に、抜歯の必要性、抜歯部位に関し我々は何度も検討しています。
歯同士がしっかりと噛み合いスクラムを組んだ状態が咬み合わせの最も良い状態です。咬合力は肉を引きちぎることのできるとても強い力です。1本1本の歯にかかる力を分散することで、歯の喪失を防ぐことができます。
キレイな咬合は一生ご自身の歯で食事をしていただくためには必要なのです。
冒頭の話に戻りますが、抜歯は麻酔をしっかりして行いますので、ご心配はいりません。
少しでも歯並びが気になるようでしたら、専門家に相談してみましょう。
歯並びに悩んでいるみなさんの悩みが少しでも軽減することを祈っていますし、応援致します!